一般社団法人 全自衛隊拳法連盟HP

 全自衛隊拳法連盟公式サイトへようこそ。

 私たちは、実戦的な武道である自衛隊拳法の研究と普及を目的とした団体です。         

 打撃技、投げ技、関節技を組み合わせた総合武道として発展させています。

 本サイトでは、連盟の理念、指導者からの挨拶、歴代選手の輝かしい功績をご紹介

 武道を通じて、心・技・体の鍛錬を目指しています。

 全自衛隊拳法連盟は、実戦性と武道精神を重視した自衛官の格闘技の団体です。


■ 目的

・自衛官としての心身の鍛錬

・武道精神の普及

・自衛隊拳法(日本拳法)の研究

・指導者の育成

・審判の育成

・大会運営


■ 武道理念

・礼節

・鍛錬

・実戦

・精神修養


 武道を通じて、心と体を鍛え上げる。

 それが、日本拳法

 全自衛隊拳法選手権大会と同一の競技規則で行われるこの武道は、防具を身に着け、互いに一切の遠慮なく全力で拳をぶつけ合う、実戦的格闘武道です。

 鉄面に叩き込まれる鋭い突き。

 胴を揺るがす強烈な蹴り。

 防具越しに響く重い打撃音。

 一瞬の隙を狙い、拳と蹴りが激しく交錯します。

 間合いを詰め、拳を振り抜き、組み付き、投げ、関節を極める。

 日本拳法は、

 打撃技、投げ技、関節技を融合させた総合格闘技術を持つ武道。

 防具を信じ、全力で打ち合う。

 そこにあるのは、技の競い合いだけではありません。

 恐怖に打ち勝つ胆力。

 限界を超える覚悟。

 そして、仲間とともに己を高め続ける精神。

 激しく拳を交えながらも、礼を忘れない。

 それこそが、日本拳法という武道です。

 心を鍛え、技を磨き、体を極める。

 心・技・体を一体として鍛え上げる中で、

 修練者は、より強く、より高い人間へと成長していきます。

 防具越しに響く拳の音。

 その一撃一撃に、鍛錬のすべてが込められているのです。




 全自衛隊拳法連盟

 会長就任挨拶

 兒玉恭幸


 組織を強くするものは装備でも制度でもなく、人であります。

 そしてその人を強くするものは、日々の鍛錬と揺るぎない精神であります。

 このたび、全自衛隊拳法連盟会長を拝命いたしましたことは、誠に光栄であり、同時にその責任の重大さを深く感じております。

 私は若い頃、ラグビー競技に携わり、仲間とともに身体をぶつけ合いながら、規律、勇気、そしてチームワークの大切さを学びました。しかしながら、自衛隊拳法の競技者としての経験は持ち合わせておりません。その意味において、この場におられる多くの先生方、指導者、選手の皆様こそが、この拳法界を支えてこられた真の担い手であります。

 自衛隊勤務の中では、部隊の指揮、教育訓練に携わり、最後には富士学校長として、我が国の防衛を担う隊員の教育に関わる機会をいただきました。その経験を通じて強く感じていることは、強い部隊とは単に能力の高い集団ではなく、同じ志を持つ人間が結束した組織であるということであります。

 武道は、まさにその精神を育てるものであります。

 自衛隊拳法は、打・投・極を兼ね備えた総合武道として、隊員の心身を鍛え、勇気と規律、そして克己の精神を養ううえで、大きな意義を持つものであります。

 今後は、指導者の皆様のお力をいただきながら、この伝統ある自衛隊拳法の発展を支え、隊員の心身鍛錬と武道精神の涵養に寄与できるよう努めてまいります。

 組織の力とは、一人ひとりの努力が集まり、大きな力となって生まれるものであります。

 全自衛隊拳法連盟が、その力を結集し、さらに大きく発展していくことを心より願っております。

 皆様方の変わらぬご支援、ご協力をお願い申し上げ、就任の挨拶とさせていただきます。

 令和8年3月




 全自衛隊拳法連盟

 副会長就任挨拶

 新田幸司

 全自衛隊日本拳法連盟副会長を拝命した現役自衛官の新田幸司1等陸佐です。

 日本拳法を愛する拳士達、役員の方々、そして生き様を教えて頂いた兒玉恭幸会長とご一緒にお仕事をできることを大変に誇りに感じています。日本拳法を修練する目的は兒玉恭幸会長や、秋葉洋一首席師範が述べられているとおりです。

 そのような目的を持つ日本拳法を修練する人、それを応援する人達を一人でも多くして、夢のある未来を若者達に送れるよう、馬車馬のように働いて参りたいと考えています。

 ご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、就任の挨拶とします。



 全自衛隊拳法連盟

 首席師範就任挨拶

 秋葉洋一


 武道は、人を強くする前に、人を正しくするものであります。

 古来より「武は徳をもって本と為す」と申します。

 武の道とは、ただ勝敗を競うためのものではなく、礼を重んじ、己を律し、心身を錬磨して人としての道を修めるところにその本義があると私は信じております。

 このたび、樺終身首席師範より伝統ある全自衛隊拳法連盟の首席師範を拝命いたしましたことは、誠に光栄であり、同時にその重責の大きさに身の引き締まる思いであります。

 顧みれば私の人生は、自衛隊(日本)拳法、柔道、レスリングという三つの道とともに歩んでまいりました。

 日本拳法においては日本一を六度、全自衛隊拳法選手権大会では団体戦・個人戦ともに優勝する機会を得ました。また全自衛隊大会においては柔道・レスリング・自衛隊拳法の三競技すべてで団体、個人ともに優勝を経験し、柔道では実業団体重別選手権第三位を二度、講道館杯出場、レスリングでは全日本選抜選手権準優勝しオリンピック強化選手という経験もさせていただきました。

 さらに競技者としてのみならず、大会運営や審判にも携わり、武道とは競う者だけで成り立つものではなく、多くの人の支えによって守られているものであるということを学ばせていただきました。

 しかしながら、これらの歩みは決して私一人の力ではありません。

 これまでご指導くださった諸先生方、共に稽古を重ねた同志、そして厳しくも温かい鍛錬の場を与えてくれた自衛隊という組織があってこそであり、心より深く感謝申し上げます。

 自衛隊拳法は、打・投・極を兼ね備えた総合武道であり、実戦性と安全性を兼ね備えた武道として発展してまいりました。しかしその真価は勝敗の先にあり、人を育て、組織を強くし、国を守る人材を育てるところにあると私は考えております。

 武道は一代にして成るものではありません。

 先人の努力と志によって受け継がれ、次の世代へと伝えられていくものであります。

 私もまたその流れの中に身を置く一人として、この尊い伝統を守り、さらに発展させ、次代を担う隊員と指導者の育成に全身全霊をもって努めてまいる所存であります。

 微力ではありますが、自衛隊拳法のさらなる発展のため誠心誠意尽力してまいります。

 そして最後に、武道に生きる者として、常に心に刻んでいる言葉を申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。

 武の道に終わりはなく、修行に完成はありません。

 ゆえに我々は、今日よりまた初心に立ち、共にこの道を歩み続けてまいりましょう。

 第41回全自衛隊拳法選手権大会の総括 

 令和8年3月7日(土)・8日(日)、朝霞駐屯地三宅体育館に全自衛隊の部隊から日本拳法を愛する拳士達が集い、防衛大臣杯第41回全自衛隊拳法選手権大会が開催されました。

 全自衛隊拳法選手権大会は全国2000名以上の選手から北部地区・東北地区・東部地区・中部地区・西部地区・航空自衛隊・海上自衛隊、各大会(一番多い地区大会は500名以上参加)の上位8位のみが参加できる団体戦及び個人戦を実施する、全国でも類を見ない規模の大会となります。

 開会に先立ち、小泉進次郎防衛大臣から拳士・大会役員達対して激励の祝電を頂き、この度、就任した兒玉恭幸大会会長、佐藤正久元参議院議員から自衛隊拳法を修練する目的が述べられました。

 また、永年の功労を称え、樺政児終身首席師範、黒田勝司前総務部長及び西部地区師範部会、吉川英伸会長に対して兒玉会長から功労賞が授与されました。

 第41回大会にあたり、多くの部隊長や、出場部隊の隊員達が応援に駆けつけてくれました。

 選手達はどんなに励まされたことだろうと思います。

 試合では、仲間のため、チームのため、部隊のために勝利を追求するだけでなく、礼節を基本とし、相手を敬い、日頃培った技を相互に高め合うといった強く、美しく、品格のある試合が展開されました。

 勝者は驕ることなく、倒れた敗者に手を差しのべるといった光景があちこちで見られました。

 このような拳士達が自衛隊を強くするのかと思わざるを得ない試合でした。

 特に決勝戦については近年稀にみる高レベルの試合で自衛隊拳法(日本拳法)の醍醐味である突き・蹴り・投げ・テンポの速い高速の攻防等非常に見応えのある試合が展開されました。

 このように盛会に大会を終了できたのも、拳士達が所属する部隊長のご理解・ご協力の賜物だと思います。

 今後ともより一層のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

 拳士達がより強く、美しく、品格のある自衛隊を創造されることを切に希望し、結びとしたいと思います。